機械式時計はオーバーホールと呼ばれるメンテナンスが必要です。オーバーホールとは分解掃除を指し、時計の専門家へ依頼します。通常、オーバーホールは4年から5年程度の期間をあけて行うメンテナンスです。しかし、新品の機械式時計を購入したら3年後には行うと良いでしょう。新しい機械式時計は、ケース内部へ金属粉が発生しやすかったり、部品同士の摩擦によって潤滑油が汚れる傾向にあるため、早い内にメンテナンスする必要があるのです。また、最初のオーバーホールは機械式時計の寿命や精度に大きな影響を与えるため、忘れずに行ってください。
オーバーホールを適切に行えば、機械式時計はベストなコンディションで長く動き続けると言えます。機械式時計は普段何も問題なく動いていても、ケースに付着する汚れが内部部品へ影響を及ぼしたり、ケース内部の部品は非常に微細なものが多いため、経年劣化を引き起こしている場合もあるでしょう。定期的にオーバーホールを行えば、外側からは見えないトラブルが深刻な故障に繋がる前に補修や修理ができるのです。また、オーバーホールはおおよそ3週間から4週間程度が一般的なメンテナンス期間です。
機械式時計のオーバーホールにかかる料金の目安は、一般的に5万円前後と言われています。メーカーへ依頼すれば機械式時計の種類にもよりますが5万円以上、時計店であれば2万円から5万円程度が平均的でしょう。安くはない料金ですが、オーバーホールを長い間見送っていると、部品の不具合などが増えるため、メンテナンス料金にプラスして修理代が加算されます。オーバーホールをなるべく安く済ませるには、やはり定期的に行うのが一番でしょう。
ウブロは、ベゼルの周りをビス留めにして、舷窓風にデザインしたウォッチを作っていることで知られる高級時計メーカーです。
admin
2017年2月27日